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娘が2才の時。まだおむつ型パンツを履いている頃です。
外出先の百貨店でおむつを替えようと「赤ちゃん休憩室」に入りました。ところが一度脱がせると、娘は新しいおむつパンツを履くのを嫌がります。少し休憩したりして時間の経過を待ち、再び履かせようとすると泣いて大暴れする始末。どうにもこうにも履こうとしないので、その日は諦めてパンツを履かせないで帰宅しました。
その時の私は娘の気持ちより、「ノーパン姿の娘を他の人が見たらどう思うか」と、人の目ばかり気にしていました。

そして時が経ち、おむつを卒業し晴れてパンツを履いて幼稚園に通うことになりましたが、今度はパンツがくっつくから履きたくないと、日によって嫌がるようになりました。
特に新しいパンツを嫌がるので、べろべろに伸び切るまで伸ばしたり、大きめのサイズを買ったり。騙し騙し履かせることに、いつしか日々の着替えの時間が苦痛になっていました。

なんとか娘の気に入るパンツはないかと、様々なパンツを買って試してみましたが、中々お眼鏡に適うものは見つかりませんでした。

そこで、子どもが喜んで履きたがる、くっつかないパンツを作ろうと思い立ち今に至るわけですが、ここまでくるまでにだいぶ長い年月を要してしまいました。

今思えば、感覚過敏で肌へのちくちくやごわごわなどが気になっていた娘。彼女はただ単に、自分の感覚に正直なだけでした。
今は成長し、あの頃に比べたらほとんど気にしなくなっていますが、それでも体調や季節などの移り変わりで、急に感覚が鋭敏になる時があります。

幼い日の泣いて嫌がる娘と、今もたまに感覚過敏を発揮する娘へ、そしてそんな娘を見て困っていた当時の私に、「このパンツいいね」と言ってもらえるようなパンツを贈りたいという想いで、日々研究しながら作っています。

人の感覚は人の数だけあります。
どうかあなたの体の正直な感覚も聞かせてください。

Hi!Teは様々な人の様々な感覚を大事にし、共にブランドを成長させていきたいと考えています。